せっかくポケットwi-fiを利用しているのに、通信速度が遅いことが原因でインターネットを楽しめないと悩んでいるかたは多いでしょう。

ポケットwi-fiといっても無制限に使えるわけではありませんし、いつでも最高速度でインターネットにつながるわけではありません。
状況によっては通常より遅くなり、ゲームや動画鑑賞がスムーズにできずストレスになることもあります。

ただ、通信速度が遅くなるのは原因がありますので、解消できれば元通りの速度に改善するケースがほとんどです。
遅いまま使用してイライラしてしまうより、まず何が問題でトラブルを起こしているのか調べてみてください。

ポケットwi-fiのトラブルの多くは、簡単な方法で解決します。

ポケットwi-fiがなかなかつながらないし遅い!物理的な要因はないか調べよう

ポケットwi-fiがなかなかつながらないし遅い!物理的な要因はないか調べよう
まず、ポケットwi-fiの不具合で調べておきたいのが物理的な問題です。
SIMカードがしっかり挿入されていなかったり、電池パックが適切に刺さっていないとつながらなくなってしまいます。
ポケットwi-fiはSIMカードや電池パックが刺さった状態で届けられることもあれば、業者によっては契約者自身で端末にセットしなければならない場合もあるので注意が必要です。
自身で準備した際には、裏表が間違っていないかなど改めてチェックし直してみてください。

また、これまで正常につながっていたポケットwi-fiが突然接続できなくなったときには、端末の充電切れの可能性が高いと考えられます。
機種にもよりますが、連続使用での通信可能時間は長くても10時間程度です。
使用頻度が高いかたは、充電状況については常に気にかけておくようにしてください。

使用方法にも充電状況にも問題がないにもかかわらず、通信速度が遅い場合には、ポケットwi-fiに接続しているデバイスの数を調べてみましょう。
接続している台数が多いほどつながりにくくなったり、通信速度に遅れが生じやすくなります。
1つのポケットwi-fi端末に接続可能なデバイスの最大数は決まっていますので、それ以上の台数は利用できませんが、最大数に近づくほどスムーズな通信が難しくなるので気をつけましょう。
利用していないものは、接続解除しておくのがおすすめです。

ポケットwi-fiを置いている場所に問題がある可能性が高い

ポケットwi-fiを置いている場所に問題がある可能性が高い
ポケットwi-fiと接続しているデバイスが離れていると、つながりにくくなったり通信速度が遅くなる傾向です。
室内での使用でも奥まった場所に置いていたり、ポケットwi-fiの周りに壁などの障害になるものが多ければ遅いと感じやすくなるでしょう。
ポケットwi-fiには回線エリアがあるので、屋外で使用する場合も建物など遮るものがあれば電波が届きにくくなります。
ただ、場所だけの問題なら移動するだけでほとんどの場合解消するでしょう。

他にも、時間帯によって使用人数が増えると回線が混雑して速度が遅くなる傾向です。
特に、夜はスマホやパソコンを利用するかたが多いので、速度が落ちたと感じやすくなります。
ポケットwi-fiとデバイスの位置をなるべく近くしたり、使用するデバイスはなるべく減らしておく、LANケーブルを利用してデバイスと有線接続するといった方法である程度改善しますが、それでも気になるようなら他社回線への乗り換えの検討もおすすめです。

夏場の利用は端末の温度にも注意

夏場の利用は端末の温度にも注意
外気温によって遅れが生じることもありますので、夏場に使用する際にはポケットwi-fiに熱がこもっていないか確かめてみてください。
スマホやタブレットを使っている時に、暑さが原因不具合が起こした経験があるかたも少なくないはずです。
ポケットwi-fiはできるだけ涼しく風通しのいいところに置くようにして、直射日光が当たるは避けるように心がけることが大切です。

意外に多いのがうっかりしていて起こる失敗

意外に多いのがうっかりしていて起こる失敗
通常、ポケットwi-fiの利用料金の支払いに遅れが生じれば、インターネットへはすぐにつながらなくなります。
遅いだけではなく、そもそも通信できなくなってしまったらクレジットカードが止まっていないか、引き落とし先の口座に残高があるか確認してみるのがおすすめです。
意図したミスではなくても、契約業者が確認した段階で支払いがなければ、ポケットwi-fiは使用できなくなります。

また、一部のポケットwi-fiでは機内モードに設定することが可能です。
飛行機に搭乗する際、ポケットwi-fiは預ける荷物の中に入れるのではなく、手荷物としての持ち込むことが推奨されています。
リチウム電池が使用しているため、何らかの衝撃で発火する恐れがあるからです。
荷物の扱われかたによっては破損することもあるので、電源を切ったり、搭載されていれば機内モードに切り替えてから持ち込むほうが安全です。
しかし、こういった際に機内モードに切り替えたのをそのままにしていると、インターネットにはつながりません。
こちらも故障だと思って調べて発覚することが多いので、普段問題なく使えているにもかかわらず、突然トラブルが起こった際には設定をチェックしましょう。
機内モードに関しては、通信容量の節約のために頻繁に切り替えているというかたも少なくありません。

契約しているデータ容量を超えてしまうと、通信制限がかかります。
プランを選ぶ際に利用用途に合ったものを選ぶことが大切ですが、当然、データ容量が増えれば月々の料金も高額です。
こうした理由で通信が遅くなってしまうのが気になるようなら、追加容量を購入したり、スマホのテザリング機能と併用して制限がかからないように工夫して使っていきましょう。

省電力モードで使用している場合は初期設定モードに戻す

省電力モードで使用している場合は初期設定モードに戻す
ポケットwi-fiが省電力モードになっていると、速度制限がかかることがあります。
省電力モードは、文字通りに充電を長持ちさせる効果がある制限モードです。
ノーマルモードでも、電池残量が一定値よりも低くなると通信速度が遅くなりますが、省電力モードは電池残量に関係なく通信速度が抑えられているので、期待したパフォーマンスができない原因になります。
こちらも使用している端末の種類によりますが、通信速度が電池残量の影響を受けないモードが搭載されているものがあるので、遅いのが気になるようならパフォーマンス優先にできるポケットwi-fiを利用するのも手です。

ポケットwi-fiと接続デバイスをアップデートすることが大切

ポケットwi-fiと接続デバイスをアップデートすることが大切
ポケットwi-fiは、定期的にシステムアップデートされています。
アップデート対応せずに古いバージョンのまま使用していると、動作が重くなる原因になるので早めの対応を心がけましょう。
使用しているのポケットwi-fiの端末名とアップデートで検索をかければ、公式サイトに更新情報のお知らせが出ているはずです。
前にいつ更新したか覚えていないかたは調べておいてください。
同様に、ポケットwi-fiにつなげているスマホやタブレットもOSを最新のものに更新しておくことが大切です。
やはり古いまま使用していると通信が遅くなってしまうことがあるので、こちらも併せて対応しておきましょう。

問題が見つからなかったら再起動してみよう

問題が見つからなかったら再起動してみよう
いろいろ確認してみて、ポケットwi-fiの通信が遅い原因が特定できないときには、つなげているデバイスのwi-fiを切断して再度接続し直してみてください。
操作としても手間がかかりませんし、それだけで速度が戻るケースがあります。
遅いままでしたら、端末と接続しているデバイスのどちらも再起動してみるのがおすすめです。

スマホやタブレット、パソコンも不調の原因がわからないときに、もう一度起動し直してみると問題が解消することがありますし、ポケットwi-fiも同様の対応で改善できる場合があります。
ポケットwi-fiは種類によって再起動する方法が違ってきますが、電源ボタンを長押ししたり、液晶画面付きのタイプであれば電源オフを選ぶことで画面が出てくるでしょう。
接続しているデバイスに関しても、再起動をかけたり、電源をオフにしてしばらく時間を置いてからもう一度電源を入れてみてください。
再起動し直してからwi-fiにつないでみて、速度が改善しているかどうか確かめましょう。

ポケットwi-fiを新しいものに交換するのもおすすめ

ポケットwi-fiを新しいものに交換するのもおすすめ
ポケットwi-fiは消耗品です。
長く使っているとバッテリーが劣化していきますし、寿命が来れば内部にも不具合が生じやすくなります。
通信が遅いのも劣化が原因の場合が多いので、新しいものに交換することを検討してください。

なお、ポケットwi-fiを業者からレンタルして使用している場合は業者の窓口に連絡しましょう。
不調の原因はさまざまですが、自然故障でしたら補償サービスに入っていれば無償交換してもらえる可能性もあります。
当然、ポケットwi-fiに接続しているデバイスが古くなっても、通信が遅くなることがあります。
こちらの買い替えで症状が出なくなることがありますので、どちらに問題があるのか、どちらにも問題があるのか確認の上で対応してください。

使い勝手のいいポケットwi-fiですが、ちょっとした問題でつながらなくなったり、通信速度が遅いと感じる場面があります。
基本的に、通信が安定している業者のものなら契約したデータ容量内で速度を気にすることなく快適に楽しめるサービスです。
ですが、デバイスとの距離が遠かったり、そもそも速度が遅いエリアで使用していたり、端末自体にトラブルが起こっていると不具合が出るので、原因を突き止めて適切な対応をしなければなりません。
大抵の場合は、簡単なことで速度が戻りますが、窓口に相談する必要性が高いトラブルもありますので、いろいろ調べてみた結果、なぜ通信が遅いのか、つながらないのかわからないときには早めに問い合わせてください。